鉄骨の溶融亜鉛メッキってどうやってするの?
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塗装に比べて耐食性の高い溶融亜鉛メッキ。最近では「屋外は溶融亜鉛メッキ」というのが主流になっています。
では、その溶融亜鉛メッキというのはどのようにするのか?そんなわからない方々の為に以下の写真を載せました。

ご参考にどうぞ!
C形鋼の場合   長尺になると歪が心配な材料の1つです。
C形鋼の溶融亜鉛メッキ前処理 C形鋼のドブメッキ中 C形鋼の後処理仕上げ作業
前処理 メッキ 後処理
コラム柱の場合
          
       鋼材の塞がってしまう場所にはメッキが流れる穴とエアー抜き用の穴が必要になります。
       塗装する場合と違うのはこれらの加工が必要な事。基本はマニュアルに従って穴加工を
       行いますが、それ以外はメッキ屋さんとその都度打合せを行いメッキ用の穴位置の確認
       を行います。
              
      ※デザイン物件などの際は穴位置などの検討に時間が掛かりますので十分な時間が必要です。
         
コラム柱の溶融亜鉛メッキ前処理 コラム柱のドブメッキ中 コラム柱の後処理仕上げ作業
前処理 メッキ 後処理
H形鋼の場合

   
    これだけの重量鉄骨になると歪が出ないような気がしますが、歪は容赦なく出ます。
       特に長尺になると一般の方が見てもはっきりわかる位ねじれる事もあります。
       登り胴縁など、板厚が違う材料同士を一体で取付ける時には要注意です。板厚が厚い分
       一旦曲がるともう元に戻りません。無理に戻そうとするとメッキの膜にひびが入る事があります。
          
H形鋼の溶融亜鉛メッキ前処理 H形鋼のドブメッキ中 H形鋼の後処理仕上げ作業
前処理 メッキ 後処理
このように溶融亜鉛メッキの鉄骨製作というのはとても気を使う作業です。
しかし、どれだけ気を使ってもメッキ層に漬けた時の残留応力の発生や材質による歪の発生というのは予測が出来ません。
これらの予測がつかない歪を極力抑える為にもきちんとした施工が必要です。

きちんとした施工とはメッキが流れる為の穴を十分に確保する事、エアーを抜く為の穴を十分確保する事。こうすることがメッキ表面をきれいに仕上げる事にも繋がるのです。

きれいにメッキから帰ってきた時にはなんとも言えない気分です。
(^_^)ニコニコ
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