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乗田氏は、最後の楽園といわれたインドネシア・バリ島を1977年から描き続け、今年で30年を迎え、これまでに100回以上バリ島を訪ねている。 バリ島は、大自然と純粋で思いやる心を持つ人々が住み、当時は外国からの観光客も殆どいなかった。大地が太陽と、水と、風と、月と、星と、緑と、いつも一緒に在ることに、感動とその思いが乗田氏を現場主義自然派画家とした。自然の大地を、光を、風を、しっかりと感じながら、あるときは朝日が昇る 乗田氏曰く、今、自然の大地を草の上を素足で歩き、自分を信じ、足の裏で考える。それが「道」の発見の一歩である。さらに続く、色は光ではない、光は色そのものであり、光は命である。普遍に満ちた一本の道は自然と私たちを繋ぐ臍の緒だ。自然の摂理の力強い命の道があるように、人間もその中に組み込まれた道がある。その「命の道」を知った瞬間、大いなる慈悲に感謝の念でいっぱいになると話す。乗田氏は灼熱のバリ島だけでなく、対照的でもある極寒な「ヒマラヤ」をも自然と一体となって描き続けている。 唐津市内の作品の大作は「高齢者福祉会館りふれ」「大平山斎苑」「旅亭新や」「エルアン幼稚園」「唐津市北部衛生処理センター」で鑑賞できる。
筆者 川元秀一
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自然の息吹と命を描く「 道 」油 彩 P30号

高齢者福祉会館「りふれ」 (佐賀県唐津市)
佐賀県JR牛津駅